平成28年12月11日(日)熊本市で行われた「第49回九州人工透析研究会」に参加し、2演題発表してきました。
「オシログラフを用いた除水コントロールとドライウェイト(DW)の検討」
透析中、1時間に1回以上は測定している血圧です。血圧はオシログラフをもとに表示されるものですが、最近の血圧機器にはオシログラフを表示するのが少ないのが現状です。オシログラフの形を見れば、血圧値の信頼度や不整脈の有無などがわかり非常に有用です。透析患者さんにおいては体の中の水分量や血管内ボリュームを推察できるのではないかと考えています。
せっかくあるデータですから患者管理に利用できるよう発展させていきたいと思います。
「透析記録のペーパレス化」
当クリニックでは2014年6月より透析記録のペーパレス化を実施しています。デジタル化することで省力化だけでなく透析中の安全性が向上します。透析通信システムを導入して記録用紙のデジタル化しているところは多いですが、安全性に活用している施設がするないのが残念です。